ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックをマスターして恋愛強者になろう

前回、返報性の原理という人間心理について書いたが、その人間心理を応用した交渉術としてドア・イン・ザ・フェイス・テクニックと呼ばれるものがある。

おそらくブサメン・キモメンの場合、このテクニックのマスターは恋愛強者になるためには必須だと、個人的には思っている。それくらい私が過去から現在に至るまで愛用しまくってきたテクニックなので、詳しく説明したい。
と言っても、やることはいたって単純明快で、理論的には難しいことは一切ないのだが。

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ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックという名前の由来は、shut the door in the face(門前払いする)という英熟語からきているそうだ。

門前払いされるくらい高い要求を先にだし、当然のごとく断られたときに、すっと小さな要求に帰ると、聞いてもらいやすくなるという人間心理(返報性の原理)を漬け込むテクニックである。

例えば、セールスマンがなし崩し的に、半ば強引に家の中に入れてもらおうと試みる。
が、大抵の家庭の主婦は、そういった訪問販売員の習性を熟知しているため、何かと理由をつけて侵入を阻止する。ドアを閉めようとする(門前払い)。
そこで営業マンは、待ってましたとばかりに「話だけでも聞いて」と嘆願すると、主婦のおばちゃんの心に返報性の原理が働き(相手が妥協したのだから自分も妥協して話だけでも聞いてあげてようかなとなる)、結果、営業マンは当初の真の目的(話を聞いてもらうこと)をまんまと成し遂げる、というわけだ。

自分が先に譲歩する(上記の場合は家に入る→話だけ)ことによって相手にも譲歩させることから譲歩的依頼法とも呼ばれ、詐欺師なんかがよく使う有名な心理テクニックである。

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックの恋愛における代表的な使い方

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックの恋愛における有名な使い方としては言葉で説明するより会話例を挙げたほうがわかりやすいだろう。

例1:

「俺と付き合って」
「ごめんなさい」
「じゃあ思い出に一度でいいからデートして」
「…。やっぱりごめんなさい」
「じゃあ友達でもいいから。お願い!」
「……。うん。友達でいいなら(不承不承うなずく)」
「じゃあ。連絡先教えて!」

具体的な例を挙げると上記みたいな感じである。

最初に「付き合って=恋人になって」と大きな要求からはじめ、徐々に要求を小さくしていくというのがみそで、相手の女性は「相手がこんなにも譲歩しているのだから自分も譲歩して連絡先くらい教えてあげないと悪い」という心理(返報性の原理)になりやすい、というわけなのだが、実は言葉にすると、簡単に思えるかもしれないこのテクニック、実際にやろうとすると、やっぱりそう簡単にはいかないことが多い。
このテクニックはその気になれば、要求をどんどん小さくしていけば、かなりの時間交渉を粘ることができ、相手を根負けさせられる可能性がある反面、やりすぎると、大抵の場合は「しつこい奴!」としてますます嫌われるばかりか、悪評が周囲にまで拡散してしまうリスクも同時に存在する。

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックのコツ

というわけで、やはりこの心理テクニックの利用にあたり一番気を付けなければならない部分は「最低限の目標をどこに設定するか」ということと、うまくいきそうになかった時の「引き際」ということになる。

が、恋愛の場合、上記の会話例からもわかる通り、最低限の目標は「今後も連絡をとれる環境を構築すること」になる場合が多いと思われる。今後も連絡さえ取れればしつこく食い下がり単純接触効果にも期待できるからに他ならない。

勿論、最初の要求を途方もないものにして、最低限の要求を引き上げることも可能ではあるが。

例2:

「結婚して」
「え?」
「じゃあ、婚約して」
「……。それからかってんの?何のジョーク?」
「いやいや、大真面目。からかうなんて絶対してないから信じて」
「わかった」
「じゃあ、一度でいいから今度飲みに行こうよ」

例1の「付き合って」から「デートして」まではそれほど譲歩している感がないから返報性の原理は働きにくいが、例2のいきなり「結婚して」から「飲み行こう」へのつなぎなら、成功の確率は多少は増える気がするのではないだろうか。
こういう、最初に途方もない要求をつきつける場合、相手を怒らせるリスクがある反面、うまくいけば「面白い人」と逆に評価を高め、予想外に彼女の好感度を得る可能性も存在する。いわば諸刃の剣である。

上記2つの例を見ても、この心理テクニックは恋愛以外でも様々な分野で交渉術として利用できる。
創意工夫を凝らせば応用はいくらでもきくし、他の恋愛心理テクニックとうまく合わされば効果は抜群、その可能性ははっきり言って底が見えないほどである(言い過ぎか?)。

実際、私はブサメンであるが、このドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを応用することによって、過去何ども自分の思い通りに恋愛交渉を進めてきたものである。

はっきり言ってこのテクニックなしにブサメンの私が多くの女性と仲良くなることはありえなかったのでは、と今、過去の自分を振り返ってみると思えてくるほどなので、やはり悲しくもブサメンという範疇に属することになってしまった男性諸君は、このテクニックの習得をぜひとも目指してほしい。
それがブサメンが恋愛強者へなるためのの一番の近道である、と個人的には思っているからだ。

事前の戦略と空気を読む力が必須

しかし、前述したとおり、このテクニックは、一歩間違えると、相手の怒りを買うばかりか、周囲に悪評がうまれてしまうリスクがある。
と考えると、このテクニックを有効活用しようと思うなら、告白前から「相手がこう切り返した場合はこう言おう」といった具体に、状況別に細分化された返答例を前もって頭に入れ、入念にシミュレーションをしておくなど、事前の作戦が必要になってくる思われる(慣れてくるとそうでもないが)。
また、想定外の事態(相手の反応が予想以上に悪化している等)に対し、相手の表情などから瞬時にそれを察する、いわば空気を読む力も必要不可欠だ。

そう考えると、やはり口で言うほど簡単に活用できるテクニックではないとも言える。
個人的には経験を重ねれば、誰もが習得可能だと思えるのだが、やはり慣れるまではうまくいかない可能性を考慮に入れ「嫌われても特に構わない相手」「自分の周囲に悪評が立たないコミュニティに属する女性」などで、使用運転してみることをお勧めする。

ここまで読んで

いやー。でも、俺空気読めないから、習得なんて絶対無理だよ…。

と悲観してしまっている君。

いやいや。
何も、恋愛心理テクニックはこれだけではないし、このブログでは他にも使えるテクニックを紹介しているし、別にこういった小細工に頼らなくてもうまくいく恋愛例は多々存在する。

それにこういった恋愛テクニックは「うまくいけば儲けもの」くらいの気楽な気持ちでやるほうがうまくいく可能性が高い。
恋愛は所詮、うまくいかないことのほうが多い非常に難易度の高いゲームなので、気楽に根気よく続けられる精神こそが最も重要である。
そういう意味でも、このエントリーで初めてドア・イン・ザ・フェイス・テクニックのことを知った諸君は、ぜひ一度その効果のほどを軽い気持ちで試してみてはいかがだろうか。

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