好きな女性を口説くための基本会話術(会話力編9)
今回は、好きな女性ができて、彼女を口説きたいと思った時のテクニック等について。
結論から言うと、女性を口説くための魔法のような話術は存在しない。
魔法の口説き文句が存在しない理由
理由は簡単である。
何故なら、一人の男と一人の女が愛し合うためには、相性というものが非常に大きく関与するからである。
順をを追って説明しよう。
女の好感度レベル
例えば、女性の男に対する好感度レベルを以下のように6段階に分けてみる。
- 嫌い。言葉を交わすことさえ不愉快
- できればあまり関わりたくない
- 普通。好きでも嫌いでもない
- 友達。ただし、話していても特別楽しくない
- 仲の良い友達。一緒にいて楽しい相手
- 恋愛感情がある。あるいは抱かれたい(はーと)
1ははっきり言って論外。
特に恨まれるようなことをした覚えもないのに、何故か嫌われるというのは、よくある話(逆もよくあることだ)。
こちらにこころ当たりがない以上、対策の立てようはない。
2はおそさく不気味がられている。この点については女は「俺はモテない」と下を向き口を閉ざす男が苦手であるに書いた通りだ。
3と4の間にあるのがコミュ障の壁。
しっかりコミュニケーションが取れていれば、1の例を除けば、どんな女性とでも4の段階まで進展させることはできる。
そして4と5の間にあるのが、このブログでいろいろと紹介しているテクニックによって乗り越えられることのできる壁。
言ってしまうと、恋愛心理学を学び、会話術を覚え、どんなに頑張って口説いても、諸君が相手の女性にとって5となるか6となるかは、相性(女性の好みなど)によってほぼ決まってしまう。
「ブサメンとキスしたり繋がったりするなんて、生理的に絶対無理!」と思っている女性を、ブサメン諸君がどんなに一生懸命口説こうとも5どまりで終わる、というわけだ。
勿論、諸君が、その女性の幼少時のトラウマや体験等をうまく聞き出し「その女性が何故ブサメン嫌いになってしまったのか」を深層心理レベルで理解し、その深層心理的原因を一つ一つ時間をかけて解決していける、というようなプロの心理カウンセラーでもできないようなことができるというなら話は別である。
100発100中で女性を口説き落とすモテ男は存在するか
つまり、どんな女性でも口説いてしまえる魔法の会話テクニックなど、この世のどこにも存在しないといって過言ではないのである。
世界一モテる男でさえ、その男のことを「かっこつけすぎ」とか「どこがかっこいいのかわからない」とか「私のタイプじゃない」あるいは「気持ち悪い」とさえ感じる女性は存在する。
芸能界1モテる男は、同時に嫌いな男ランキングの常連だったりする場合が多いことからも理解してもらえるはずだ。
じゃあ、やり手のナンパ師等で、狙った女性を100発100中で口説き落とせる、と豪語する男たちは皆嘘つきなのか、と言えば、実はそうでもない。
そういう男は、女性を見る目に長けていて「自分にとって相性のよい女性=口説ける女性」をほんの少しの会話のやり取りから、判別でき、ターゲットを選ぶ段階で、相性の悪そうな女性を無意識のうちにふるい落としているのだろう。
ちなみに私も今まで100人以上の女性と付き合ってきたが、ほぼ100%、少し話してみて「いける!」という手ごたえを感じることのできた女性たちばかりである。
私の場合、話しかけても無視されたりする場合が結構ある(涙)のだが、そういった女性を好きになることは当然のごとくめったにない(というより今まで一度もない)。
だから、当然、好きになった女性は100パーセントの確率で口説き落としてきた、と言っても良いことになる(よね?)。
私は30年間で100人以上、年間3人以上の女性を口説いてきたわけで、その間、特別な口説きのテクニック等は使っていない。いずれもこのブログで紹介しているごく基本的なものばかりである。
ブサメンの私ですら、ごく基本的なテクニックのみで、好きになった女性を100パーセントの確率で口説き落としてきた(?)わけだから、フツメンやイケメンの諸君なら、もっと簡単に多くの成果が期待できるだろう。
魔法の話術も特別な口説きのテクニックも、はっきり言って必要ないのである。
ごく基本的な口説きのテクニックのおさらい
このサイトで繰り返しているテクニックを使えば、4と5の間にある壁は、誰にでも簡単に乗り来られ、ルックス次第では私以上にモテることは可能である。
たった一人の女性でいいというならなおさら、特別な口説きのテクニックなど必要ない。
ここまでは理解してもらえただろうか。
納得してもらえたとして話を進めるがいいかな?いいよね?
よし。進めよう。
というわけで、以下、このブログで繰り返し紹介してきた基本的な口説きのテクニックをまとめてみる。
如何に女性を楽しい気持ちにさせるか
言うまでもなく4と5の違いは「会話していて楽しいか否か」である。
じゃあ、女性を如何に楽しませ、気持ちいい気分にさせることができるか。
一番簡単なのは褒めることである。
しかし、あまり異性に褒められたことのないタイプが相手なら、ただ褒めるだけで効果があるかもしれないが、あからさまに(特に外見を)褒められることに嫌悪感を抱くタイプも存在する。
だから、さりげなく褒める必要があるわけで、そのテクニックとして部分刺激の拡大効果や暗黙の強化などがある。
他には、私の場合だと、女性が「星が綺麗ね」と言えば「○○さんのほうが綺麗だよ」と冗談ぽっく言ったり、「彼氏がいない」という話題になれば「え?こんなにかわいいのに?」とかあるいは、これも冗談っぽく「じゃあ、俺なんか彼氏にどう?」なんて言ってみたりする。
いずれの場合も、如何にブサメンの私が相手とはいえ、言われて嫌な気分になる女性はいないだろう。
こちらの好意のアピールに繋がり好意の返報性が期待できるばかりか「面白い人」として評価が上がる可能性もある。
さりげなく褒めるという行為は、単純にして、効果抜群なのである。
会話の際は自分も楽しむ
会話を繋げる基本については会話とは言葉のキャッチボールであるで説明済み。
この基本だけで、誰とでも会話を長続きさせることが可能であるが、前回の初デートを成功へと導く会話テクニックでも軽く触れたとおり、会話中、男側が心から楽しんでいるか否か、というのは相手にも伝わるものである。
当然、相手が楽しそうにしていなければ、こちらも楽しくないわけで、お互い様である。
できれば、相手の女性にこちらが「楽しんでいることが伝わるよう」時に笑顔を浮かべたり、相づちを打ったり、共感を示したり(ラポートトーク)、聞き上手に徹したり、常に相手のことを観察し、思いやりと優しさを胸に会話するよう心がけよう。
一度「俺楽しい→相手も楽しい→俺もますます楽しい→相手もますます楽しい」といったループに陥ってしまえば、どんどん相手の好感度は勝手に上がっていくだろう。
会話をする仲であり続けることが重要
何よりも重要なのは、焦って一気に二人の仲を進展させようとしないこと。
こちらがイケメンで既に相手の好感度がマックスレベルまで到達しているなら話は別だが、ブサメンの場合は長期戦を覚悟して、コツコツとポイントを稼いでいかないといけない場合がほとんどである。
一番ダメなのは、女性を口説こうとするあまり、長所をアピールしようと一方的に自分のことばかり話続けたり、あるいは相手を質問攻めにしたりしてしまうことである。
相手と楽しく会話する。
そういう仲であり続ける。
そうすれば、自ずと好感度は上がっていく。
会話の基本さえ守っていれば「質問トリガー」と「自分のことトリガー」で、自然と自分のアピールはできるものだし相手の情報も得ることはできる。
会話する仲であり続ければ、ギャップ効果や好意の返報性も期待できるほか、何よりも単純接触効果が期待できる。
以前無人島での話(参考:どんなブサメンでも愛してくれる天使のような女性の特徴とその存在理由)で述べたとおり、単純接触効果は、ある意味最強の心理テクニックである。
女性との好感度5と6の間にある壁を乗り越える可能性はほぼゼロ、と前述したが、全くのゼロと書かなかったのはこの単純接触効果がある所以だ。
自分の長所をアピールしたい、相手のことをもっとよく知りたいと思うのは、恋する男心として当然のことである。
が、自分の欲望を押し通し、相手に対する思いやりを失った男に恋の女神は決して微笑んではくれない。
相手の女性に「一緒にいて楽しい」と思わせることはできない。
まずは自分の欲望を抑え、相手を楽しい気持ちにさせることこそが、女性を口説くための一番の近道である。