吊り橋理論~ちょい悪や不良が何故女にモテるのか?
今回は吊り橋理論について。
おそらく恋愛心理学の話で一番よく出てくるのがこの吊り橋理論と言っても過言ではないくらい有名なので、寧ろ知らない人のほうが少ないと思うが、その有効活用例を具体的に説明したい。
吊り橋理論とは?
とりあえず、知らない人がいてはいけないので、吊り橋理論について説明しておく。
これは要するに、通常のシーン(学校や街中とか)で告白するよりも、吊り橋の上で告白したほうが成功率が高いという理論である。
人間は興奮状態にあるなど、心拍数が高まっている時に告白されると、その時の心臓の鼓動を「恋のドキドキ」として脳が勘違いするから、というのが一説である(ちなみにこれは医学的に立証されたわけではないが多くの人に信じられている)。
吊り橋理論の恋愛における活用例
吊り橋理論の恋愛における活用は、いろいろと応用がきく。
例えば意中の彼女をデートに誘うなら
- 恋愛映画よりもホラー映画のほうがよい
- 遊園地デートなら絶叫マシンやお化け屋敷へ
- 夜景のきれいなレストランに行くなら、事前に知らせずサプライズで
なんかがべたな例である。
とにかく驚かせたり、怖がらせたりして相手の女性の心拍数を挙げておき、そのどさくさに紛れて何かロマンチックなことを言うなり告白するなりサプライズプレゼントをすると効果的というわけである。
不良が女にモテる理由にも関係している
強面だったり、不良っぽい男が優男よりも女性にモテやすいのも、実は吊り橋理論で説明ができる。
つまり「一緒にいて緊張する」ような近寄り難い雰囲気を持つちょい悪な男と一緒にいて、急に「意外な優しさを見せられる」などすると、女はびっくりしてさらに心拍数があがり、脳が誤作動を起こし、恋愛モードに入りやすい、というわけだ。
一緒にいて緊張するということは、既に通常よりも心拍数が高い状態にあるわけで、その状態で女の恋心作動スイッチの一つであるギャップを見せられるわけだから、無理からぬところである。
しかも、それがクールなイケメンだったりしようものなら、ときめかない女は皆無と言っても過言ではないのではなかろうか(全くもって不愉快ではあるが)。
「クールで近寄り難い雰囲気を持つ男に、びっくりするような優しさをみせられる」と女がすっかりときめきモードに入ってしまうのはギャップ効果というよりも、この吊り橋理論が強く関係している、と個人的には分析している。
以上からわかるブサメンの恋愛戦略
以上、吊り橋理論の概要、そして「人畜無害そうな男よりも怖そうな雰囲気の男のほうがモテる」理由を説明したわけだが、ここまで読めば、クールなイケメン以外のブサメンやフツメン(とりわけここではブサメン)が、狙った女性を落とすためにとるべき戦略がいくつか見えてくる。
諸君たちにも見えてきたはずである。
え? ちっとも見えない?
ならば仕方がない。一つ具体例を挙げよう。
- ちょい悪になる(ブサメンだからクールというよりも暴れん坊タイプを目指す)
- なめられたら負け。怖がられる存在を目指す
- 怖いと言っても変質者ような危険すぎる怖さはダメ(クールなブサメンは怖すぎる)
- 怖そうで近寄りがたい雰囲気を作りつつ、しかし人懐っこい部分も見せる
ようは押したり引いたり、ちょい悪な部分を見せたり、優しい部分を見せたり、つかみどころがない存在になればいいわけである。
え? 難しくないかって?
うん。難しい。確かに普通の男の場合、押しどころや引きどころを間違って大けがしてしまう可能性が高い。
要はこれは上級者向けの恋愛テクニックというわけで、難しすぎると感じる諸君はこのページの後半の部分ははっきり言って無視してもらっていい。寧ろリスクのほうが高すぎるからだ。
ただし、吊り橋理論の概要、前半部分のべたな活用例(如何に彼女をドキドキさせるかと言う点)なんかは絶対に頭に入れておきたい。
事前に相手をドキドキさせておく→それからロマンティックなことを言う(もしくはする)→彼女は心臓の鼓動を恋のドキドキと勘違いして君のことを意識するようになる
この基本だけはしっかりと覚えておいて、チャンスがあれば、ぜひ活用しよう。
ちなみに相手がドキドキしている瞬間を狙うと言っても、フルマラソンを走り終わったばかりの女性に告白をするのは絶対によそう。
相手は心身ともに疲れ切っていて、無視されるどころか「空気読め!」と反感を買うのは必至である。